決して、誰かと一緒にいるのが「嫌い」なわけではないのに、友達や誰かと会う約束がものすごくめんどくさく感じてしまうことはありませんか?もしくは、友達と遊んだ後、楽しかったはずなのにぐったりと疲れてしまうことも。だから、誘われても「行きたいんだけど、行きたくない」こんな気持ちが引っ張り合うことことはないでしょうか。
その時に、たまたま疲れていたなどコンディションもあるかもしれませんが、このような対極にある気持ちを物心ついたころから感じている方は、もしかしたらHSS型HSPかもしれません。私は専門家ではないため、一概には言えませんが、私自身がHSS型HSPでずいぶんこの得体のしれない引っ張り合う気持ちに振り回されてきました。
友達と遊んだりイベントに行く約束をする時はとても楽しみなのに、その日が近づいてくるとなんだか憂鬱になるのです。
なぜ、人といると疲れるのか?
HSP気質の人はそもそも、感受性が豊かで刺激に敏感なため非HSPの人よりも刺激を受けやすいといわれています。非HSPの人よりも受ける情報量、処理する情報量もHSP型の人は多く共感性も高く、周りに気を使うことが多くあるため、疲れて当然ともいえます。
特にHSS型HSPの場合、繊細で敏感なのに外部の刺激を求めますから、自分でも気が付かないほど疲れている事もあったりします。
自分をよく知っておこう
私は自分がHSS型HSPであると知ってからは格段と生きやすくなりました。それまでは、「疲れ」に対して自分の努力が足りないのではないのか、本当は仕事がしたくないのかな、友達と遊ぶのも本当は嫌なのか等、自分自身のことながら迷子のようになっていました。このことで私は自己肯定感さえも下がっていたのです。
気質を知ってからは、ぐったりと疲れていても「いったん一人の時間を作ろう」という風にコンディションを自分でコントロールすることで、ずいぶん楽になりました。
ぐったりしたりイライラしているとき、自分に必要な休息方法がわかっていると、変に自分を責めたして自己肯定感が下がることもありません。まず、自分が疲れやすい気質で、疲れていることに気づくこと、何をすれば自己回復できるのかを知っておくことが大事だと思います。私の自己回復は「睡眠」です。睡眠時間が足りなければあからさまにいらいらしやすくなるため、大切な行事がある前日は早めに就寝することにしています。もしくは、行事後に早めに寝る、など自己回復に努めるようにしています。
HSSP型HSPは無理しがち?
繊細なのに刺激を求める矛盾を抱えて生きているHSS型HSPのわたし。
やりたい気持ちが優先しているとき、没頭しすぎる傾向があります。私は仕事のしすぎでなんと歯が骨折してしまったことがあります。ワンオペでの子育てをしている中、仕事のプレッシャーや責任感、そしてやりたい気持ちももちろんあり、歯を食いしばって頑張っていたことが原因でした。そもそも「無理をしている」境界線を感じることに非常に鈍感なのです。ですので、今はまだ頑張れそうな余力がある状態で休息をとるように心がけています。そうでなければ、すぐにガス欠までやってしまうからです。
もし無理しがちなタイプの方は休息をとる練習をしながら程よいベストコンディションでいられるよう一緒に頑張りましょう。